内容(「BOOK」データベースより)
芥川がいつも冷たい皮肉屋であったわけではない。むしろ本当に願ったものは、人間の本来持っているやさしさである。そのような芥川のやさしさが出ている作品を主とし、さらに空想的世界のひろがりを見せてくれる伝奇的な作品等をえらぶことにした。小学上級以上。
芥川の小説が好きだ。この時代の作家の中では一番だ。
この作品集はかなり有名な短編が多数収録されている。
表題作「蜘蛛の糸」「杜氏春」に加え、「アグニの神」や「トロッコ」「白」。そして「蜜柑」。
僕はこの蜜柑という短編が一番好き。
灰色の世界が、最後に色づく。その瞬間が簡単に想像できる。
このお話、たったの5ページ。見開き2ページ半。本当に短い。
彼の人間味、というよりも、人間の人間味がこの短い中で的確かつ、温かく描写されている。
ちなみにこの蜜柑と言う短編は青空文庫でも読むことができます。
ほかの芥川作品も青空文庫で読むことができます。
僕の場合、どうしてもPCやケータイで集中して読めないので、本を買って手元に置きましたが・・・。
もし、未読の方がいましたら、是非読んでみてください。
きっと想像する芥川とは違った人物像が浮かんでくると思います。
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